三浦光仁 『旅の途中』02 「200年後のショパン」

連載エッセイ 旅の途中 02

『200年後のショパン』

ショパンのアニヴァーサリー・イヤーである今年は
様々なコンサートでショパンが取り上げられる事になるでしょう。

今から24年前、2日間だけ、ワルシャワに行ったことがあります。
冬のさなか、とても寒く、暗く、街そのものがうつむいているように見えました。
いまはなきユーゴスラビアから、ポーランドに入ったのですが、
東欧とひとつの言葉で表すには、あまりにも印象が違っていました。

ワルシャワに入ると、まるで、流刑の地に来たような感じがしてしまいました。
実際、当時は物資も少なく、デパートと呼ばれている建物の中でも商品すらなく、
不条理の城の中で起こっている劇中劇に巻き込まれたような、大袈裟にいえばそんな感じです。

現地でアテンドしてくれた商社の方に、
失礼ながらそんな比喩でワルシャワの印象を述べると、

「当たらずといえども遠からず、ですな。
まさに不条理な世界を生きている気がします。何もかもチケット配給制で」

いまではそんなところはひとかけらも残さず、素晴らしい発展を遂げていると思いますが。

そのワルシャワの空港の名がフレデリック・ショパン空港と呼ばれていて、
ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港のようだと感心した覚えがあります。
パリのシャルル・ド・ゴールよりもはるかに素敵ですよね。
やはり、いくら英雄でも政治家の名より、芸術家の名の方が、街にとっても良いでしょうに。

メルセデスベンツに乗せられて、街の目抜き通りを案内されたとき、
国立オペラ劇場、美術アカデミー、ワルシャワ・フィル・ホール、コペルニクス像、
ワルシャワ大学、ワルシャワ音楽院(ショパン音楽大学)と、
出てくる名称がすべてアカデミックだったことを思い出します。

のこり雪が薄茶色にくすんでいて、空がやけに低く、
空気そのものが重く、冷たい、そんな景色の中、
ベージュ色の建物がならんでいた記憶が甦ります。

はるかな思い出のなか、ポーランド生まれのピアニストによるショパン曲集を聞いていると、
部屋の外にまでワルシャワの冷気が迫ってきそうな気がします。


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33歳の9月にマリア・ヴォジンスキにプロポーズして、その翌月に運命の人、ジョルジュ・サンドに出会うとは! 今月はわずか39年の生涯をピアノとともに生き抜いたショパンの魂に触れてみたいと思います。

ショパン・コンクールを18歳の時、最年少で優勝したポーランド生まれのクリスティアン・ツィマーマンの円熟した『4つのバラードと舟歌・幻想曲』お聴きください。

三浦光仁 みうら てるひと

20年勤めた百貨店のバイヤーからNGO活動レインフォレストジャパンへ転身。
2000年にエムズシステムを設立。2003年に波動スピーカーMS1001を発表。
以来、世界"最驚"の音響メーカーを目指す。
 


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