ヘモグロビン値が下がってからではもう遅すぎる?


ヘモグロビンとは

全身に運ぶ血管
ヘモグロビンとは、血液に含まれる赤血球の中にあり、肺で酸素分子と結合し、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。
実際に酸素と結合するのは、ヘモグロビンの中にある鉄原子

鉄分不足になると、酸素を運ぶ働きが不足してしまい、酸欠状態となるため、エネルギー不足でグッタリ元気がなくなってしまうのです。


ヘモグロビン値が下がった時は・・・

健康診断などで血液検査をしたときに、「ヘモグロビン値が低いので、貧血です」と言われることがあります。

これは、鉄分不足が続いてヘモグロビンが少なくなっている状態で、鉄剤が処方され、鉄分を補ってヘモグロビンを増やすような治療を行います。

でも実は、ヘモグロビン値が下がってきたら、もう鉄分不足も末期症状だというのはご存知ですか?

貯蔵鉄について

ヒトの身体は、ヘモグロビン値の低下による酸欠を防ぐため、「ある手段」を講じているのです。

鉄不足で朝がツライ それが「貯蔵鉄」。

ヒトの体内の鉄分は、3分の2が赤血球のヘモグロビンに、3分の1は肝臓などで「貯蔵鉄」として存在します。

貯蔵鉄は、血液中に鉄分が増えるとフェリチンやヘモジデリンとして肝臓などに鉄分を貯蔵し、鉄分が不足したときにはその貯蔵ぶんから鉄を補給し、安定したヘモグロビン値を保つようにしています。

一般的に、体内の鉄分量は「ヘモグロビン値」を調べるものと考えられていますが、実は、もっと大切なのが、鉄の貯蔵量がわかる「血中フェリチン濃度」なのです。

鉄欠乏性貧血は、まずこのフェリチンから減少していきます。
貯蔵鉄(フェリチン)がなくなってからヘモグロビン値が下がり始めるので、ヘモグロビン値が下がるということは、もう貯蔵鉄もなくなった最後の状態ということになります。

血中フェリチン濃度を調べると、今のところヘモグロビン値が正常でも、貯蔵鉄が底をついたときにいずれ貧血となってしまう、いわば隠れ鉄欠乏症かどうかがわかります。


 

ページトップへ