ラディアンスライフ 02 木津龍馬さん-07


トレーナーとして、食癒療法を始めて選手が異例の復帰。 【肉食から玄米へ180度意識転換】
は嗜好品。バランスが大切。動く前だからこそ野菜食べる】
普段の食事でどんどん変わってくる。【一番いいのは「ずっと続けること」です】
治療家とは名乗らない  【真心が先にあることが大切】
義務感で行動しないこと【心からそう思ったときにするのがいい】
根本は両親から受け継いだ正義感 【誰かの為っていうと動けるんです】
病気は治せないけど一緒なら頑張れる 【自分で努力しなきゃ無理】
知識として知るのではなく、体感することが大事。 【そこに計算ないです】
最初は嫌でも人の顔が見えると元気になれる【多分、誰よりも癒されてますね(笑)】
ちょっとしたコミュニケーションを大事にする【本当はそういうのが一番大事】
どちらが良心的か、損得を外して選択する【いかに良心に基づけるか】
病気は治せないけど一緒なら頑張れる
 ~自分で努力しなきゃ無理~

木津

これみよがしにきれいごとばかり言ってるとだめです。その空気でだめ。

僕は恵まれてます。講話会でも何でもですけど、一応立場的に前で教えてる的な空気になってますが、実際はみんながけっこう許してくれてるんです。
しょうがないなこいつは、と。許してくれてるんだって。
だって皆がいなかったらムリですよね、変な話。

病気とかと向き合うのって嫌ですよ。
もう明言してますから、僕には治せないって。

でも一緒にできるかもしれないからがんばろうねって言っています。
あまりシクシク泣かれて「もう死ぬんでしょうか」って言われると「そんな話してると死ぬよ」って。

「医者、何て言ったの?」
「余命一年とかなんとか」
「そんな話をしてたら一ヶ月で死ぬよ」って。無理だよって。
どうせやるんだから、ちょっとでも生きたかったらやってみようよって。
ここが痛い、あれが痛いといわれたら「動かさないからだよ」って。

だって、治してもらおうと思って来てるじゃないですか。
自分でも努力して俺もやるけど、自分でしなきゃ無理。


山口 すごいカルチャーショックでしょうね。

木津

だからそれでもう、「木津はダメ」っていう人は来ないでしょうね。
だってみんなに好かれようと思ってないし、無理だし。

だからその中でタイミングが合えばできることはできるだろうし、努力はするんですけどね、優しくなろうって。


山口 そこを含めて優しいですよ。

木津 いるじゃないですか、本当に優しい人っていうか。

僕はね、ヒムカの代表の服部さんや、そしてもう亡くなられましたけど、一緒にやっていた三本さん、この人たちがいなければ、ただのヘンな人です。でも、彼らのサポートがあって、普通でいられたんですね。日常生活が営めた。かみさんもいたし。

僕は不器用だったから、何か上手じゃなかったですね。
わざと嫌われるようなことをしてみたり、優しいのとか怖かったんですね。ほめられるのとか。
反逆志向というか、音楽で言うとロックの...。
破滅型が大好きで、小学生のくせにそんなのばっかり読んでたんです。危険ですよね。

でも、その都度その都度で助けてくれる人がいるんですよね。
結局、拾われたんですよね、いつも。
後ろ足で砂かけてどこか行ったらまた拾われてっていうのを繰り返していた。
今もそうなんだけど。
だから、要するにやってもらったことを今してるんです。

これまた全然話が変わりますけどね。ある体の一部が不自由なおじさんがいて。
生活保護受けようか悩んでるんだけど、2回目会ったときに、仕事何しようと。
ずっと日雇いの土方なんですけど、体が不自由だから使ってもらえないですね。
だから腐ってるんですよ。

それで、また働けたら、働けたらって言うから、「働けるようになったら本当に働くか?」って聞いたんです。
そしたら「働きます」って言うから、仕事先を紹介したんですよ。
それでそこは、木津さんの紹介だからって雇ってくれたんです。そしたら2時間で逃げ出して。甘えてんじゃないって。

それで一月末くらいかなぁ、今度は夜中の二時から朝まで一緒に働きましたよ、六時間。保土ヶ谷バイパス(笑)
逃げないように一緒に働いて見張ってた。

で、逃げないように見張ってるんだけど、僕自身がどんどん疲れてきちゃって。
全身筋肉痛で(笑)

もう無骨な親父たちがいるわけですよ、ビールかーっと飲んで。
スピリチュアルがどうとか関係ないです、ガガガガーって。(道路を掘るマネ)
この親父たちがいなけりゃ成り立たないなあって。
何が心のゆとりだ、世界平和だって(笑)

この現場の親父達のほうがすごいじゃないかって思って。
ガガガーって(また道路を掘るマネ)やって、もうカッコいいよね。

もう、"うつ"だなんだ言ってる人間に、みんなここでやらせようかなって(笑)
もうほこりだらけになって真っ黒になって排気ガス吸ってやってるわけですよ。
それで一日一万円です。僕も一緒にもらって、一万円。ありがとうございますって(笑)

それで終わって二人でクルマで帰るとき、マクドナルド寄って朝マックして。
僕は食べられないからコーヒーだけ飲んで。
で、働いたあとってうまいでしょっていうと、泣くんですよ。
働けたって自信になるんですよ。ずっとつらくて逃げてたから。

でも泣かれても信用しないです。まだ一日目だから。
そしたら二日目行ったら来ないんです、筋肉痛だからって。
それで、また無理やり迎えに行って。
やだやだって言うから、無理やり引っ張り出して。

じゃあ三日続けろ、三日続けろって言って三日続けた。
これで行けるようになったら美談なんですけどね。
二日目も付き合ったんですが、三日目は自分で行けって言って行けた。

だけど四日目こなかったって。これが第一弾です。
でも、これがきっかけじゃないですか。
どう変わるかわからないですけど、それは治療でも何でもないですよね。

でも僕ね、そっちのほうが重要なの。
だってどんなにカッコいいこと言っても、実際工事現場の仕事とかやったら「チャクラがうんぬん」とか言ってる暇ないですから(笑)


山口 これがいいんですよね。これが木津さんの凄さなんだなぁ(笑)

木津

もうね、腹に力入れて一応疲れないようにやるんですよ。(呼吸法)
でもハァ~とか呼吸やってたら怒られますからね。何、目をつぶってんだ、お前って(笑)

郷に入れば郷に従えって。それを楽しんでる自分もいるし、実際楽しい。
そういう意味じゃ、たかがそういう現場ですけども、たぶんね、一人じゃ行けないです。そのおじさんが行ったから僕も行ったんです。それで行くと楽しいんですよね。


山口 格闘家の試合のときはどんなことをされるんですか?

木津

僕のやり方は何時間か前に早めに入ります。
それで東京ドームホテルとか、いい感じの場所でお茶するんです。
そして、試合が終わったら何食うかの話を延々するんです。
選手はだいたい試合前一時間前にがちがちになってるんで、そうならせないというよりは違うこと考えさせるんです。
だって今から何もしようがないじゃないですか、疲れさせるだけだし。
それで試合になるんですけど、1ラウンド目が終わってコーナーに戻ってくるときにはもう完全に目が飛んでます。
そのとき話しかけると、調子悪いときはもう「うんうんうん」ですよ。
調子がいいときは声が聞こえてるんですよ。
まずその声が聞こえているというのが最初です、冷静でいられるか。

今回僕がみている松井選手は普段95kgなんです。
でも契約が83.9gkなんですね。だから10kg以上減量するんだけど、僕のみてる選手は一ヶ月くらい前から完全菜食に切り替えます。そうすると徐々に落ちていくんですよ。
それで計量のときに、ピタっとリミットになってるから苦しまない。ボクサーも一緒です。それでみんなこれを教えると、なんで最初からこれしなかったんだって言うんですよ(笑)普通、トレーナー的な人はそこまで教えられないし、栄養学で言っちゃうから。
だからおもしろいですね。持久力もつくし、やっぱり格闘技ってわかりやすいですよ。計量があるから。


山口 ビジネスマンも本当はそういうのが大切ですよね。

木津

体が軽いのか重いのかっていうのは、体重が軽い重いじゃなくて、食べてるものの質と量だと思うんですね。気分変わりますから、いいもの食べると。
美味しいものでも体に悪いものは、そのときはちょっと気分がよくなっても後で胃とかにきたりしますからね。


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