一般的な鉄の錠剤は、「飲みづらい薬」というイメージがあります。
胃や腸に刺激を与えるため、ムカムカしたり吐き気を伴ったり、便秘や下痢を起こすことがあります。
特に妊娠期に鉄欠乏性貧血となった場合は、つわりで気分が悪いのに、さらに鉄剤で胃腸にダメージを受けて大変だった・・・という話をよく聞きます。
フローラディクス安心して飲める鉄分ドリンクですが、鉄剤とはどこが違うのでしょうか?
安全性の高いフローラディクス
フローラディクスと鉄剤では、含まれている鉄に大きな違いがあります。
フローラディクスに含まれているのは乳酸鉄という「ノン・ヘム鉄」で、一般的な鉄剤に含まれているのは「ヘム鉄」です。
ヘム鉄は、ダイレクトに身体に吸収されるため、鉄分補給としては有効なものの、多く摂取しすぎると、鉄分過剰を引き起こします。
多く摂りすぎた鉄分が、胃腸の粘膜を刺激して負担となってしまうのです。
ノン・ヘム鉄は、胃腸でいったん身体に吸収されやすい形となるステップがあり、消化管を通って吸収され、不足した分を体内に補ったあと、余った分は体外に排出されます。
そのため身体に適切な量の鉄分を補うことができるのです。
また、フローラディクスは鉄分のみを補うものではありません。
鉄の吸収を助けるビタミンCやハーブエキス、鉄分が身体の中で働きやすいようにするビタミンB群やイースト菌、ベースとなる果実のジュースにもビタミンやミネラルが豊富です。
安心して毎日美味しく飲める、それがフローラディクスの安全性です。
フローラディクス、おすすめの飲み方
フローラディクスは、フルーティで濃厚な果実の味。
ですから、年配の方からお子様まで、どなたにも好まれる美味しさです。
成人は1日2回、10mlずつが適量ですので、朝・夕の空腹時に1回ずつ飲むのがよいでしょう。
鮮度を保つため、開封後は冷蔵庫保存ですから、冷たいまま、付属のカップで10mlを一口飲みます。
実はとっても美味しいので、10mlを一口で飲んでしまうのはもったいない・・・と、ちびちび、味わって飲むという方もいらっしゃるほどです!
フローラディクスは食品ですので、あなたの体調に合わせて量や回数を調整してください。
鉄分の吸収を意識しましょう
ノン・ヘム鉄の吸収を助けるのはビタミンC。
フローラディクスにはすでにローズヒップエキスやビタミンCが含まれています。
お茶のタンニンやカテキンは鉄分と結びつくため、体内での鉄の吸収を妨げるという説があります。
念のため、フローラディクスを飲む前後はお茶・コーヒーなどを控えられるとよいでしょう。
お茶やコーヒーの代わりの水分補給として、オレンジジュースなどのビタミンC豊富な水分を一緒に摂るのがお勧めです。
また、乳製品は鉄分の吸収を妨げるので、フローラディクスを牛乳やヨーグルトに混ぜるのはお勧めできません。
炭酸入り飲料にフローラディクスを混ぜるのも、お避けください。
飲みづらい場合は
原則としてフローラディクスは、それだけ単体でお飲みいただくのがお勧めです。
甘酸っぱくジューシーな飲み物ですが、もし飲みづらい場合は、フローラディクスに含まれている果汁(ブドウ、オレンジ、梨、サクランボ、ニンジンのいずれか)に混ぜるか、あるいは水で割ってお飲みください。