石川県産コシヒカリ&有機肥料100%で米食文化の復活を

石川県産コシヒカリ&有機肥料100%で米食文化の復活を

おさだ農場があるのは石川県小松市。
コシヒカリの産地と言うと新潟の魚沼産やお隣の富山県が有名ですが、石川県も素晴らしい栽培環境です。

元氣米は石川県産コシヒカリ

石川県小松市は、霊峰白山の麓。春になるとたっぷり積もった白山の雪が解け出して、沢を下り平野の川へと流れ込みます。
元氣米の田んぼの脇にも、このミネラルたっぷりな白山の水が流れてきて、豊かな田んぼに取り入れられます。
また加賀平野は昔から米作りが盛んに行われ、もともと肥沃な土地柄。
それに加えて米農家5代目という長年の手入れで、土はふかふかで温かい。
土と水、長田さんが最もこだわるうまい米作りの二大要素がきっちり備わっています。

有機肥料100%で育つ稲

有機肥料を100%使用した栽培方法だと言っても、どこがどう違うといのはなかなか表現しにくいところであります。しかし穂が出る前の時期、田んぼの色の違いが出ます。

通常の、化学肥料を使った栽培では、この時期 田植えの前に撒いた肥料が切れ始め、葉の色が落ちてきます。これは意図的に葉の色を落とすことにより、一時的に栄養失調をおこさせ、稲の背丈を短くして物理的に倒れにくい稲にするためで、品質よりも大量に収穫できる栽培方法なのです。

栽培途中で意図的に栄養失調を起こすのですから病気や害虫に対して抵抗力がなくなるのは言うまでもありません。そこで病気や害虫から稲を守るのが「殺菌剤や殺虫剤」のような農薬の数々です。有機質100%肥料では、常に葉の色は一定を保っています。また頑丈で健全な茎に支えられているので稲の背丈が高くて倒れることはありません。有機質100%の違いはこの稲の葉の色と関係があるのです。

おさだ農場の有機肥料 米糠

有機肥料だからといって全てがお米に良いわではありません。
例えば鶏糞などはかえってお米の味を損ねてしまいます。鶏糞は化学肥料と同様にすぐに分解してしまい、土に馴染まないのです。また大豆粕や菜種粕は栄養分が強すぎるので、お米の栽培がコントロールできなくなることもあります。たとえ有機でも「過ぎたるは及ばざるが如し」の通り、丁度良い加減が重要なのです。

有機肥料の中でも、一番お米の栽培で必要な栄養分が丸ごと入った肥料がズバリ『米糠』!これまで長い間、農家は米糠を肥料として使える環境にありませんでした。それは農協へお米を出荷するときに玄米で出すため、米糠は米屋さんのもとへと行ってしまうのです。おさだ農場では精米を自分のところで行うため米糠を肥料として使えるのです。このように現在自分の米糠を肥料として使える農家はお米を直接販売している極々わずかの農家だけです。

この米糠の威力というのは凄いのです。なにしろお米自身ですから、必要な栄養分は全部備わっているという優れもので、しかも土に馴染みやすく、雑草も生えにくくしてくれるという一石二鳥という言葉がぴったり。しかし、現在この米糠の70%が産業廃棄物として必要ないモノとして扱われています。本来なら農家のもとで肥料として活用されれば、とても理にかなったリサイクル資源として活用されるのですが、生産・流通・販売がそれぞれ分割されたサイクルの中では無駄な厄介者として廃棄されているのです。

なんとか、この有効な資源を最高の肥料として活用するためにおさだ農場では精米時に出た米糠を田んぼに還し、小さな自然リサイクルに取り組んでいます。

おさだ農場の有機肥料 海鳥のフン

おさだ農場では米糠の他にも、ある肥料を使うことによりお米の品質向上に努めています。それはズバリ「海鳥のフン」です。有機肥料と化学肥料とではお米の品質に大きな違いがあることは前にもお伝えしましたが、同じ有機肥料でもその内容によってさらに味等に大きな違いが出てくるんです。

例えば同じ鳥でも鶏糞で作った有機肥料ではかえって味を悪くします。海鳥のフンには海のミネラル分が多く含まれていてお米の味を良くしてくれます。さらに稲の細胞を丈夫にする成分も多く含んでいるため殺虫剤や殺菌剤といった農薬を一切使用しなくても病気や害虫の被害が出ないのです。

この海鳥のフンは通常マスクメロンとか高価なぶどうといった果物の栽培によく使用されています。最近は甘みのあるトマト栽培にも使用されるようになりました。しかし、この肥料をお米に使用している農家はまだ全国的にも数件しかないようです。有機肥料の質ひとつひとつにまでこだわりを持ちながら、さらに研究を進めています。

美味しい元氣米で米食文化の復活をしませんか

古来より日本人の食生活の中心になってきたお米。
お米を消化するには長い時間がかかります。そのため、日本人の腸は、遺伝的に欧米人より長くできています。何千年もかけて備わった身体的特徴ですね。しかし、たったこの数十年間、とくに1970年以降の食文化の変化により、小麦や肉が占める割合が非常に高くなりました。

これらは消化が良いため、日本人の長い腸をすべて使わずに済みます。聴こえは良さそうですが、使われない腸は細胞の新陳代謝が低下し、役割を終えようとします。その結果、近年日本人のガンで大腸がんが占める割合が高くなってきました。やはり日本人には日本人に向いた食生活を行わないと、カラダは正直なものですね。

お米は1日1膳。できればそれ以上。わざわざ体に合わないものを積極的に食べて、病気になってから高い医療費を払うくらいなら、毎日お米を食べて、少しでもそのリスクを減らすほうがシンプルで効果的だと想いませんか?しかし、食費の中で、お米の占める割合は家族が多いほど高くなります。そしてそうなったときに、真っ先に削られるのがお米の予算・・・。安いお米でも確かにお米に違いありませんが、高いお米にはそれだけの栄養(価値)があると考えてみてはいかがでしょうか?

衣食住の中で健康に直結する「食」。この食が十分なればこそ、人生は豊かなものになります。無理に実践する必要はありませんが、毎日の食事でお米が足りているか、それは栄養豊かなものか?たまに意識してみることも大切ですね。

和食に比べて洋食のほうが調理の手間が少なく、忙しいご家庭では洋食傾向になりがちだと言われています。でもお米を中心とした和食メニューは世界でも類を見ないヘルシーメニュー。今や先進国で和食ブームが起きています。でもなぜか日本では衰退気味というのはもったいないですね。1日1食は和食を取り入れ、その中心にはお米。これで忙しい毎日も、エネルギッシュに過ごせます。

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