人体にも微量ながら含まれている水溶性のシリカは、免疫力に影響を与えたり、唾液による歯垢清掃、肌の保湿、骨や髪、爪、コラーゲンの再生・構築・補強・維持を手助けしています。
美容が気になる方にも大切なシリカ
体内では、コラーゲンがあるところに必ずシリカがあります。
ヒトの肌の真皮は、水分を除いた70%がコラーゲンで構成されています。
また、骨・爪・髪など、意外なところでもコラーゲンとシリカが重要な役割を担っています。
シリカをしっかり補うことでコラーゲンの働きをサポートし、頭の先からつま先まで全身の若々しさに役立ちます。
シリカって何?
地殻の6割を占めるシリカ
シリカとは、ケイ素に酸素が結びついた物質です。
シリカは地殻(地球の表面)の約6割を占め、シリカが中心となって鉱物や岩石を作り、地殻を構成しています。
ちなみにシリカが美しく結晶したものが水晶です。
ヒトがシリカを必要とする理由
地球上で生命が誕生した時、すべての生き物は地球の土(地殻)と水から生まれてきたので、人間もシリカを少量ではあっても必要とするのです。
人間は体内にシリカを約0.5%、つまり体重60キロの人なら約300グラムを持っています。生まれたての頃は多量にもっていますが、成人になると1日あたり10~40mgのケイ素が消費され、年とともに減少してきます。
このようにシリカは極めて重要なミネラルであるにもかかわらず、忘れ去られていた栄養素なのです。
シリカと骨の形成
なぜ、シリカが骨の形成を助けるのでしょう。
体の旧字体「體」は骨が豊かと書きます。
体が健康で若々しくあるためには、骨が豊かでなければなりません。
しかしシリカを摂ることで、骨の形成はめざましく促されます。
骨が形成される仕組み
骨も、体の他の組織と同じように新陳代謝を繰り返し、毎日少しずつ生まれ変わっています。
「破骨細胞」が古くなった骨を溶かすと、それらは血流によって運び去られます。
次に「骨芽細胞」が新しい骨を作る、ということが繰り返されて、3年ほどでからだ中の骨は作り変わると言われています。
骨芽細胞は、分泌したコラーゲンの長い繊維を束ねて、まるで縄をなうように、きれいに撚り合わせます。ちょうど建造物の作りはじめに鉄骨をしっかり組み立てるのに似ています。
こうして束ねられ、強靱になったコラーゲン繊維にカルシウム、リン酸、水などを、まるでセメントを塗るように貼り付けて、骨という堅牢な建造物を作り上げます。
シリカを充分に摂ると、骨の形成に重要な鉄骨、鉄筋がしっかりと打ち立てられ、骨の形成が非常に容易になります。
カルシウムだけをどんなに補給してもなかなか骨密度を上げられなかった理由のひとつは、「セメントだけを補給して、鉄骨・鉄筋が不足していた」からです。
シリカはスギナにも含まれています
スギナに含まれているミネラル、特にシリカ(二酸化ケイ素)は絶大な力を秘めています。
スギナ・シリカは「若々しく年を重ねる」ことを可能にしてくれる栄養素なのです。
驚異の薬草、スギナから得られるシリカの働きについてご紹介したいと思います。
スギナは太古の植物
スギナは「つくしだれの子 スギナの子」と童謡に歌われ、つくし(スギナ)は春の味覚として食されてきました。
昔から身近な植物として親しまれてきたスギナですが、現在では雑草あつかいされ、スギナ専用の除草剤まであるくらいです。
スギナは高さ10~40センチほどのトクサ科の多年生シダ植物で、日本だけでなく、北半球の温帯・暖帯地方に広く分布しています。40億年前から35億年前にかけて、地球に生命が誕生して以来、水中にいた藻類が進化して陸に上がり、4億年ほど前に現れたのがシダ植物であると考えられています。
陸上の植物としては、地球太古の時代から生き永らえてきた、実に生命力あふれる植物なのです。
スギナとツクシの関係
ツクシ(土筆)は、スギナの胞子袋を持ち上げた茎で、スギナと同じ地下茎から出ています。
春先にまず、ツクシが生え、胞子を飛ばして繁殖域を広め、胞子からスギナが伸びてきます。スギナの根は、地中どこまであるかというほど深く伸びているため、やせ地であっても、地中深くから多くのミネラルを吸い上げることができるのです。
スギナの豊富なミネラル・栄養素
スギナにはカルシウムなどのミネラルが驚くほど豊富で、特にケイ素の含有率は12~13%と、他の植物と比べて群を抜いて多く含有しています。
ケイ素は、酸素と結びついたシリカ(二酸化ケイ素)として存在しています。スギナのシリカは有機態シリカといって、バイオフラボノイドという有機化合物がはさみで挟むようにシリカと結合しています。このフラボノイドは水溶性で水に溶けやすいため、腸管から吸収されやすく、シリカも同時に吸収されます。
スギナに含まれる植物性シリカを、化学薬品を使わず水で抽出しているベジ・シリカ
ベジ・シリカは、スギナに含まれる植物性シリカを薬品を使わず「水抽出法」でつくられています。
その抽出法は、ノーベル医学生理学賞候補にもなったフランスの科学者ルイ・ケルブラン博士が開発しました。
安全性と有用性にこだわった優秀なサプリメントが、ベジ・シリカです。
8種類のミネラルが、働きやすい形で入っている水抽出のベジ・シリカ
ミネラル | シリカ | 10mg(このうちケイ素4.7mg) |
---|---|---|
カリウム | 65.10mg | |
カルシウム | 18.6mg | |
マグネシウム | 8.65mg | |
リン | 1.84mg | |
鉄 | 0.07mg | |
マンガン | 0.038mg | |
ホウ素 | 0.03mg | |
総フラボノイド | 11.7mg |
『ベジ・シリカ』は、植物の「スギナ」から、化学薬品・溶剤などを一切使わない「水抽出法」によってシリカを抽出しています。春に採れたスギナを、90℃のお湯で6時間かけてゆっくりエキスを抽出します。するとスギナに本来含まれている多くのミネラルがそのまま抽出されます。
ミネラルとは“鉱物”のことで、本来そのままでは吸収されず、体内で利用されにくい性質があります。いったん植物や動物に吸収され、生命維持のために働いた「有機態ミネラル」という形となってはじめて、ヒトの身体に吸収されやすくなります。『ベジ・シリカ』は、スギナからとれた「有機態ミネラル」です。単なるミネラルとして摂るよりも、効率よく体内に吸収され、働きやすい形となっているのです。
『ベジ・シリカ』には、シリカのほかに、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・マンガン・ホウ素の8種類のミネラルと、フラボノイドも入っています。