1916年に創立されたサルス社は、「自然療法の先進国」とよばれるドイツにおいて、最高峰のメディカル・ハーブメーカーとして有名です。
ドイツでは、昔から軽い体調不良は自然健康食品で治してしまうという風土があり、そのため、一般的に広くメディカルハーブ(薬草)が利用されています。
ドイツ国内では、使用目的に合わせて気軽に使えるハーブティーから、医薬品として認められたものまで、ハーブ製品は幅広く販売されていますが、数ある中でもサルス社は老舗であり、フローラディクスは、ドイツの薬局でサプリメント部門の売り上げナンバーワンとなっているのです。
真に安全なオーガニック作物を育てるため、サルス社は1991年より、大自然ゆたかな南米チリのビジャリカ火山のふもとに200ヘクタールもの広大な農場でメディカル・ハーブを栽培しはじめました。
100種類を超えるメディカル・ハーブを、EUのオーガニック基準よりさらに厳しい、独自の基準に従って生産しています。
農場から届けられた原料は、サルス社で厳しく検品され、自社工場での製品化の際にも何重にも徹底的にチェックされます。
国による検査も、医薬品メーカーと同等の厳格なチェックを、サルス社自ら進んで希望して受けており、その自信の程がうかがえます。
厳重なチェックを経て製造された製品は、ドイツで広く愛され、信頼を受け、現在では40カ国以上に輸出されています。
サルス社で使用される原料
農場からサルス社に運ばれた乾燥ハーブは、まず無漂白の麻袋に詰められます。
麻袋は洗剤を使った洗濯はせず、繊維の目に入ったものをマシンでふるい落とし、また利用しています。
麻袋が整然と積まれた保管庫は、年間を通して摂氏18度~22度に保たれ、薬草の香りが充満しています。
作物はオーガニック栽培のため、どうしても虫や卵が混じってしまいます。これを加熱せず、超低温マイナス80度の液体窒素のガスで凍死させます。
サルス社のラボ(研究室)では、原料をガス・クロマトグラフィーにかけ、農薬や重金属が含まれていないか、遺伝子組み換えや放射能汚染などがないか、厳重にチェックします。
サルス社の契約農場で農薬を使っていなくても、離れた農場から飛散してくる場合もあるので、原料1キロにつき0.04mg以上の殺虫成分が検出されたら、原料を廃棄します。
ガス・クロマトグラフィーの検査は、年間800回以上も実施しています。
液体のサプリメントを製造する設備では、原料からエキスを抽出する工程が10以上進むごとに、製造部長とラボの部長がチェックします。
ブレンドされた液体は、ハイ・パフォーマンス・リキッド・クロマトグラフィーという最新鋭マシンを駆使して、ビタミン・ミネラルの含有量や、微生物の有無をチェックします。
手間を惜しまず、最高の品質を提供するというサルス社の想い・その厳しい姿勢は、安心と信頼につながっているのです。
サルス社と、オットー・グレイザー博士
サルス社は、創始者オットー・グレイザー博士によって1916年に設立されました。
植物に秘められた偉大な力を活かそうと、メディカル・ハーブをベースとした製品を製造するため、サルス社を設立したのです。
オットー・グレイザー博士は1930年に亡くなりましたが、現在はドイツ・バイエルン州で、 博士の息子であり83歳となった今も毎日出勤するというグレイザー社長が、サルス社を受け継ぎ発展させています。