これまでの常識を覆す、一つだけのスピーカーから流れる音色
「エムズシステムのスピーカーの形は、計算ずくで作り上げてこうしたというわけではなくて、自然に導かれ行き着いた姿。エムズシステムが開発したんだと、ことさらにアピールする気もなくて、あるべきものがあることを、一人でも多くの人に伝えていくことが使命。」
エムズシステムの代表である三浦さんは、こう語ります。
以前は百貨店の高級紳士服バイヤーとして活躍されていた三浦さんですが、環境破壊の背景に豊かすぎる消費があることを知り、バイヤーの世界を勇退。その後はNGOで環境保護活動を始めたり、コンサルティングを始めたり、という時期を経て、2003年にスピーカーのデビューに至ります。
「売るつもりもなく置いておいた試作品を、ぜひ譲って欲しい、予約するから同じものを作ってくれ、と要望されて、あれよあれよと、今に至りました。『運ばれてきた』という感じですかね」
「人間が本質的に求めているもの、魂が求めているようなものが、このスピーカーにはあります。心を揺さぶる音とか安らぐ音ってなかなかないから、人は本当はそれを求めています。」
エムズシステムスピーカーが市場に出た2004年に売れた数は10台。2005年が100台、2006年は1000台となり、2007年は2000台、2008年は3000台、2009年は6000台、2010年は1万台に届こうかという台数が販売されました。
「今の、手でひとつひとつ作っていくやり方では、月産1000台がマックスです。年間1万台売れるということは、この音色に触れてよい影響を受ける人は100万人いて、実際に音色を聞いていなくてもその100万人から影響を受ける人が1000万人とすると、日本では約1割の人が、気持ちのいいゆったりとした波動に共感したり共鳴したりすることになる。
そうすると世の中はこんなにギスギスすることなく、もう少しいい感じになるのではないかと、感じています。」
まさに、波紋の波紋、「これこそが波動効果です」と三浦さんは語ります。
スピーカーが生まれて100年、スピーカーが2つになったステレオシステムが生まれて50年。
世間は「スピーカーは2つ(以上)」という呪縛に凝り固まっていましたが、実際にこのスピーカーを前にすると、誰もが「何これ?」「あり得ない!」と驚愕し、その臨場感と心地良さに唖然とします。
これまでの常識を覆す、一つだけのスピーカーから流れる音色。
「開発当初は、マニアの人とはそれこそ喧嘩の日々でした。
彼らからしてみれば、理屈に合わない代物ですから。どんな方にもまずは聴いて確かめてもらい、本質的なことに気づいてもらえれば、という活動をひたすら続けてき
ました」
そんな三浦さんの想いが広がり、浸透し、広く認知されるようになった「エムズシステムスピーカー」。音の波動で心にやわらかな波紋が生まれ、それが大きく広がっていく・・・。
このスピーカーのユーザーが1万人になって、100万人の人がこの音色に触れ、1000万人のマインドが変わる。そうするとその先は急速に世の中が良い方向へシフトしていく。
そんな温かく強いビジョンを持ったエムズシステムスピーカーを、一人でも多くの方に伝えるのが三浦さんの役割と仰います。
プロ・アクティブもこのスピーカーの伝道師として、その役割に一緒に取り組んでいきたいと思います。
三浦光仁 氏
(有)エムズシステム 代表取締役
20年勤めた百貨店のバイヤーから、NGO活動レインフォレストジャパンへ転身。2000年にエムズシステムを設立。2003年にエムズシステムスピーカーMS1001を発表。以来、世界「最驚」の音響メーカーを目指す。